「第2次アジア機能性ディスペプシア(FD)診療指針(2025年版)」に採用
本学教員らの研究成果が「第2次アジア機能性ディスペプシア(FD)診療指針(2025年版)」に採用
〜睡眠障害と胃の不調の関連性が、アジア全域の国際的な医学的根拠(エビデンス)として認められる〜
【概要】
理学療法学科の渡部潤一 教授(および共同研究グループ)の研究成果が、このたび国際医学誌『Journal of Gastroenterology and Hepatology』に掲載された「第2回アジア機能性ディスペプシア(FD)コンセンサス・レポート(2025更新)(Second Asian Consensus Report on Functional Dyspepsia (2025))」において、重要な引用文献として採用されました。
本指針は、アジア各国の専門家が合意した「機能性ディスペプシア(胃の痛みやもたれなどの症状があるが、検査で異常が見つからない病気)」の診断・治療における世界標準のバイブルです。今回の採用は、渡部教授らの研究が「睡眠障害とFDの関連性」を科学的に証明し、アジア全域の臨床現場における治療方針を決定する上での不可欠な根拠として公式に認められたことを意味します。
【本件のポイント】
・国際的な診療ガイドラインへの貢献
数多くの研究の中から、渡部教授らの論文がアジアの医師が参照すべき「エビデンス(科学的根拠)」として指名されました。
・「睡眠」と「胃腸の健康」の関連を立証
これまで見過ごされがちだった「睡眠の質」が、胃の不調(FD)に深く関与していることを国際的な指針に刻み込みました。
・研究の社会実装を証明
大学での研究成果が、単なる理論にとどまらず、実際の医療現場のルール(指針)を変える力を持ったことを示す、極めて公共性の高い成果です。
【背景と詳細】
今回、2025年版として更新されたアジアのコンセンサスレポートにおいて、渡部教授らの知見が引用文献(Reference 83)として採用されたことで、今後、FD患者の睡眠評価・管理が推奨される可能性大きく、実際の診療に大きな影響を与えることが期待されます。
【掲載雑誌・論文情報】
掲載誌: Journal of Gastroenterology and Hepatology (2026)
指針名: Second Asian Consensus Report on Functional Dyspepsia (2025): Updated Recommendations
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jgh.70222
関連する本学教員: 渡部潤一(理学療法学科 教授)
共同研究:古川慎哉教授・山本安則講師(愛媛大学) 他