論文掲載 Clinical Case Reports
本学作業療法学科の千葉 登 准教授、理学療法学科の南澤 忠儀 准教授の症例報告が、国際学術誌 Clinical Case Reports に掲載されました。
本報告は、脳卒中後アスリートのトレッドミル走における速度依存的な関節間協調を解析したものです。患側(麻痺側)は遠位関節の連成が剛直で、非患側は速度に応じて適応すること、さらに時速6 km以上で股–足関節のタイミングが逆転(足関節が先行)することを示しました。臨床的には、末梢(足関節)でのプッシュオフ強化と関節間タイミングの再訓練を優先すべきターゲットとして提案しています。加えて、多速度(3/4/6/8 km/h)での連続リサージュ解析と相互相関(CCF)を用いることで、走行時の協調特性と課題を定量化できることを示しました。
雑誌名:Clinical Case Reports
論文名:peed-Dependent Inter-joint Coordination During Treadmill Running in a Post-stroke Athlete: A Case Report
Noboru Chiba, Tadayoshi Minamisawa
URL:https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ccr3.71354
DOI: https://doi.org/10.1002/ccr3.71354