論文掲載　Cureus

本学大学院博士後期課程の竹中佐江子さん（指導教員：藤井浩美教授）らの研究論文が、国際学術誌「Cureus」に掲載されました。論文タイトルは「Challenges in Child Development Support and After-School Day Services Using Occupational Therapy: An Exploratory Analysis in Yamagata Prefecture, Japan」です。

本研究では、山形県内の児童発達支援・放課後等デイサービス利用者222名の支援記録を分析し、子どもの困難さや保護者の特性・困難の傾向を明らかにしました。特に「対人関係の困難」が子どもに多く見られ、「知識不足」が保護者に共通して見られる課題であることが分かりました。さらに、保護者の特性に応じた支援の在り方を検討し、作業療法士による家庭と連携した支援が有効であることが示されました。

本研究は、子どもの特性だけでなく家庭環境にも配慮した支援の重要性を示すものであり、地域における包括的な発達支援体制の構築に向けた貴重な知見を提供するものです。

論文タイトル：Challenges in Child Development Support and After-School Day Services Using Occupational Therapy: An Exploratory Analysis in Yamagata Prefecture, Japan
掲載誌：Cureus
DOI：10.7759/cureus.94103
URL：https://www.cureus.com/articles/403285-challenges-in-child-development-support-and-after-school-day-services-using-occupational-therapy-an-exploratory-analysis-in-yamagata-prefecture-japan#!/