論文掲載　The Internet journal of allied health sciences and practice

本学作業療法学科の川勝祐貴講師、高畑未樹助教、佐藤寿晃教授、理学療法学科の工藤大輔助教、本学名誉教授の佐竹真次先生らが参画した国際共同研究の成果が、国際学術誌『Internet Journal of Allied Health Sciences and Practice』に掲載されました。

本研究は、米国・コロラド州立大学のAaron M. Eakman准教授との共同研究として実施されたもので、本学の作業療法学科・看護学科・理学療法学科の学生369名を対象に、睡眠の質や時間、睡眠に関連する心理社会的要因について調査しました。
その結果、睡眠の質が低いと報告した学生は11.7%であった一方、40.1%が「1日6時間未満の睡眠＝睡眠負債」の状態にあることが明らかとなりました。多変量ロジスティック回帰分析では、6時間以上の睡眠を得ている学生には、「通学時間の短さ」「入眠・睡眠維持のしやすさ」「日中の眠気の少なさ」「良好な睡眠衛生の実践」「朝型の生活傾向」「協調性の低い性格特性」などが関連することが示されました。
本研究は、睡眠健康モデル（Buysse’s model of sleep health）に基づいて分析を行い、保健医療系学生の睡眠改善と健康支援に向けた重要な知見を提供するものです。

▶ 論文タイトル：Predictors of Sleep Duration in Undergraduate Students Attending a Health Sciences University in Japan
▶著者名：Aaron M. Eakman, Yuki Kawakatsu, Miki Takahata, Daisuke Kudo, Satake Shinji, Toshiaki Sato,
▶ 掲載誌：Internet Journal of Allied Health Sciences and Practice
▶ 論文リンク：https://nsuworks.nova.edu/ijahsp/vol23/iss3/30/