国際交流協定に基づく精神看護方法論Ⅰの講義が行われました
2025年12月2日に、
ルーマニアにあるクライオバ医科薬科大学の教授であり、
社会精神医学がご専門のミハイ・ピログ(Mihai Cristian Pirlog)教授が本学看護学科2年生への特別講義を行いました。
2018年に開催した東南欧州精神保健学会にて本学看護学科の安保教授を招聘したことがきっかけで交流が深まっており、
今年5月に安保教授がクライオバ医科薬科大学の医学生に講義を行ったこととの相互教育交換として、
博士後期課程に在籍のRebecca Chesini先生(精神科医)と共同での講義を行いました。
本学2年生科目である精神看護方法論Ⅰにおいて、
Social Inclusion and Mental health Nursing(社会的包摂と精神看護)
という演題でおこなわれ、事例紹介やクイズを交えながらの講義となりました。
講義は英語で行われましたが資料は日本語の対訳も準備されていたため、
クイズにも学生からの発言が途切れることはありませんでした。
学生からは「社会的包摂と看護について、看護師が地域社会の架け橋となって支援することの意義を知ることができた」
「事例を通して、困っている人は自分から助けを求めにくいため、看護師がつながりとなってサービスやコミュニティに繋げることが重要だと感じた」
など、学生自身も文化や言語の違いを乗り越えて講義に参加したことでの深まりが感じられる内容でした。
なお、終了後は2年生への講義を聴講していた4年生有志や大学院生とのラウンドテーブルが開催され、より深まった議論を行いました。