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研究科からのお知らせ

研究論文の掲載 2020/11/16

 昨年度、本学大学院博士前期課程を修了した片桐夏樹さんが筆頭著者の国際学術論文がFrontiers in Neuroscience (IF: 3.707、2019)に掲載されました。本論文は山口智史准教授(前・本学所属)研究室と非侵襲的脳刺激法のシータバースト刺激(TBS)の開発者であるChang Gung Memorial HospitalのDr. Ying-Zu Huangとの国際共同研究です。
 
  TBSは、頭蓋上からの短時間の磁気刺激により上肢一次運動野の脳活動を変調することが知られており、中枢神経疾患後の上肢運動機能回復を促進する手法として注目されています。一方、下肢一次運動野へTBSを適用し、その効果を検討した報告はほとんどありませんでした。そこで本研究では、TBSを下肢一次運動野へ適用し、刺激前後の脳活動変化を健常者48名で検証しました。
 結果、TBSは下肢一次運動野においても脳活動を変調できること、この効果の持続時間やその刺激に対する反応性が個人によって異なることを明らかにしました。さらにこれらのTBSの効果は、介入前の一次運動野に存在する抑制性経路(皮質内抑制)および促通性経路(皮質内促通)の興奮性と関連していることを明らかにしました。
 本研究の結果は、TBSが上肢のみならず、下肢においても臨床応用できる可能性を示す重要な基礎的知見です。
 
Natsuki Katagiri, Shinya Yoshida, Tadaki Koseki, Daisuke Kudo, Shigehiro Namba, Shigeo Tanabe, Ying-Zu Huang, Tomofumi Yamaguchi.
 
Interindividual Variability of Lower-Limb Motor Cortical Plasticity Induced by Theta Burst Stimulation. Front. Neurosci. (2020). https://doi.org/10.3389/fnins.2020.563293


研究助成の採択 2020/11/14

 本学の大学院博士後期課程に在学中の小関忠樹さんと山口智史客員准教授の研究が令和2年度の日本物理療法学会研究助成に採択されました。
 
 研究課題名:神経筋電気刺激と経皮的脊髄直流電気刺激の複合効果の検証
 
 研究課題は、四肢に電気刺激を行う神経筋電気刺激(NMES)と経皮的脊髄直流電気刺激(tsDCS)の複合効果と作用機序を明らかにすることを目的としています。本研究からエビデンスの高い物理療法の提供、新たな物理療法機器の開発に貢献するために、検証を進めていきます。
 

研究論文の掲載 2020/11/2

 令和元年度に本学大学院博士前期課程を修了した片桐夏樹さんが筆頭著者の国際学術論文がThe Cerebellum(IF:3.129、2019)に掲載されました。理学療法学科卒業生(16期性)の川上紗輝さんと奥山佐祐理さんの卒業研究として、山口智史准教授(前・本学所属)研究室のメンバーで協力して実施した研究です。
 
 近年、頭蓋上から非侵襲的に脳活動を変調する経頭蓋直流電気刺激(tDCS)は、新しいリハビリテーション手法の1つとして臨床応用が期待されています。本研究では、このtDCSを小脳へ適応し、その後の姿勢制御学習に及ぼす影響や効果メカニズムを健常者において検討しました。
 その結果、小脳に対する陽極tDCSは小脳から一次運動野への抑制経路(小脳抑制)の活動を増加させ、反対に陰極tDCSは減少させることが明らかとなりました。しかし、陽極および陰極のどちらのtDCSにおいても、偽刺激群と比較して、姿勢制御学習を阻害することが示されました。さらに、陽極tDCSによる小脳抑制の変化と姿勢制御学習の達成率に相関があることが明らかとなりました。
本研究ではtDCSが健常者の姿勢制御学習に対し、ネガティブな効果を与えたという結果でした。一方で、易転倒高齢者や中枢神経疾患の方に対する効果は、異なる結果になる可能性があるため、今後さらに検証を進めていく必要があります。
 
一般的に研究論文は、ポジティブな効果を報告するものが多く、ネガティブな結果は論文になりにくい(出版バイアス、publication bias)という課題があります。そのような課題があるなか、本論文はtDCSを臨床応用していくうえで重要な知見を提供しています。
 
Natsuki Katagiri, Saki Kawakami, Sayuri Okuyama, Tadaki Koseki, Daisuke Kudo, Shigehiro Namba, Shigeo Tanabe, Tomofumi Yamaguchi.
Single-Session Cerebellar Transcranial Direct Current Stimulation Affects Postural Control Learning and Cerebellar Brain Inhibition in Healthy Individuals. Cerebellum (2020).
https://doi.org/10.1007/s12311-020-01208-5
 

研究論文の掲載 2020/10/29

 本学博士前期課程修了生(平成30年度修了)本間恵美子さんの在学中の以下の研究論文が原著論文として電子ジャーナルで公開されました。
本間恵美子,遠藤恵子:学童期の上の子と生後3~4か月の子どもがいる母親の育児体験.日本母性看護学会誌,21(1),1-9,2020
 
 

論文掲載 2020/10/15

 大学院博士後期課程3年の佐藤大輔さんらの2論文が専門雑誌に掲載されました。
 
1 佐藤大輔,安保寛明:復職支援プログラム実施医療機関における休職者による自己評価の取得とその活用.
  日本精神衛生学会「こころの健康」,35(1),62-71,2020
 
2 佐藤大輔,安保寛明:うつ病等で休職に至る警告サインの明確化.
  日本精神保健看護学会誌,29(1),42-50,2020
 

論文受理 2020/10/2

 本学博士後期課程修了生(令和元年度)花田恵介氏[博士(作業療法学)]らの、在籍中に行った研究をまとめた論文、‟Numbsense of shape, texture, and objects after left parietal infarction: a case report”が、The British Psychological Society発行のJournal of Neuropsychology誌に受理されましたのでお知らせします。
論文名:"Numbsense of shape, texture, and objects after left parietal infarction: a case report"
著者:Keisuke Hanada; Kayoko Yokoi; Akinori Futamura; Yuji Kinoshita; Kazutaka Sakamoto; Kenjiro Ono; Kazumi Hirayama 
 

論文公開 2020/8/4

 本学大学院保健医療学研究科 作業療法学分野 博士後期課程1年生 高畑未樹さんの論文 “Effects of maneuver of hair-washing motion and gender on oxygen uptake and ventilation in healthy people(洗髪動作における呼吸負荷には男女差がある)” が、英国科学誌Scientific Reportsに掲載され、8月4日(火)18:00に公開されました。
<関連ファイル>
 プレスリリース資料
 
 

論文受理 2020/5/22

 本学大学院保健医療学研究科博士後期課程(作業療法学分野)1年生 高畑未樹さんたちの論文 “Effects of laundry-hanging motion on oxygen uptake and ventilation in healthy young women” (Miki Takahata, Masao Ishizawa, Takuya Inamura, Michiyasu Yamaki, Toshiaki Sato)が、Comparative Exercise Physiology誌に受理されましたのでお知らせします。
 
 

論文成果の受理 2020/3/17

 本学大学院保健医療学研究科博士前期課程(作業療法学分野)1年生の加藤緩奈さんたちの研究成果がStructure and Function受理されました。
Kanna Kato, Naoko Matuda, Miki Takahata, Toshiaki Sato: Difference in measurement methods of masseter muscle function in healthy young adults; occlusal force meter and ultrasound imaging systems, Structure and Function in press.
 

論文掲載(Journal of NeuroEngineering and Rehabilitation誌)2020/2/21

 本学教員の山口智史准教授(筆頭著者)と浜松医科大学の田中悟志准教授の研究グループによる国際学術論文がJournal of NeuroEngineering and Rehabilitation(IF:3.582)に掲載されました。
 経頭蓋直流電気刺激(tDCS)は、新しいリハビリテーション手法の1つとして臨床応用されることが期待されています。しかし、近年では、その効果には個人差やバラつきがあることが指摘されています。本研究では、tDCSの効果を促進するために、身体への“注意”に着目し、陽極tDCSと身体への注意が皮質興奮性と運動学習に及ぼす影響を健常者で検討しました。
その結果、上肢運動皮質への陽極tDCSと身体への注意の組み合わせにより、皮質脊髄路の興奮性が高まり、運動学習に関与する皮質内抑制の脱抑制を促しました。さらに、大脳皮質の変化のみならず、運動学習を向上させることを示しました。本手法が脳卒中後の上肢機能に与える影響については、先行研究で検討していますが、今後は症例数を増やし、その効果の検証が必要です。
 
Tomofumi Yamaguchi, Kouhei Moriya, Shigeo Tanabe, Kunitsugu Kondo, Yohei Otaka, Satoshi Tanaka.
Transcranial direct-current stimulation combined with attention increases cortical excitability and improves motor learning in healthy volunteers.
Journal of NeuroEngineering and Rehabilitation 17: 23 (2020).
 

 研究成果の発表 2020/2/18

 本学大学院保健医療学研究科博士後期課程作業療法学分野2年生の由利拓真(テキサス大学留学中)さんたちが研究成果をOrthopaedic Research Society 2020 annual meetingで発表しました。
Takuma Yuri; Nariyuki Mura; Tomohiro Uno; Ryuta Oishi; Tadashi Koseki; Kyosuke Hoshikawa; Hiromi Fujii; Hugo Giambini; Yoshiro Kiyoshige “Influence Of Fat Infiltration, Tear Size, And Post-operative Tendon Integrity On Contractility Of Repaired Supraspinatus Muscle” Orthopaedic Research Society 2020 annual meeting, Phoenix, AR, USA, February 8-11, 2020.
Takuma Yuri; Nariyuki Mura; Tomohiro Uno; Ryuta Oishi; Tadashi Koseki; Hiromi Fujii; Yoshiro Kiyoshige “Elastographic Region Of Interest Determination For The Atrophied And Fatty Degenerated Muscle” Orthopaedic Research Society 2020 annual meeting, Phoenix, AR, USA, February 8-11, 2020.
 Takuma Yuri; Hiroto Kobayashi; Yuta Takano; Saori Yoshida; Akira Naito; Hiromi Fujii; Yoshiro Kiyoshige “Capsular Attachment Of Subregions Of Rotator Cuff Muscles” Orthopaedic Research Society 2020 annual meeting, Phoenix, AR, USA, February 8-11, 2020.
  

研究論文公開 2020/2/10

   本学大学院保健医療学研究科博士前期課程(理学療法学分野)2年生の大津創さんたちの研究論文がオンライン公開されました。興味のある方はご一読ください。
雑誌:Journal of Biomechanics
タイトル: Does the balance strategy during walking in elderly persons show an association with fall risk assessment?(タイトルに軽微な変更があります)
著者:Hajime Ohtsu, Shinya Yoshida, Tadayoshi Minamisawa, Natsuki Katagiri, Tomofumi Yamaguchi, Toshiaki Takahashi, Shin-ichi Yomogida, Hideto Kanzaki
 2020年2月10日 研究科長 藤井浩美
 
 本学大学院保健医療学研究科博士前期課程(理学療法学分野)2年生の大津創さんたちの研究論文”Does the balance strategy during walking in elderly persons show an association with factors related to falling?”がJournal of Biomechanicsに受理されました。
  

研究論文公開 2019/10/1 

 本学大学院保健医療学研究科博士後期課程(作業療法学分野)2年生の坂本和貴さんたちの研究論文「Delusions Without Hallucinations After Midbrain Infarction」がオンライン公開されました!興味のある方は、ご一読ください。https://doi.org/10.1176/appi.neuropsych.19040097
  

研究論文公開 2019/8/28

 本学大学院保健医療学研究科博士前期課程(理学療法学分野)2年生の大津創さんたちの研究論文がオンライン公開されました。興味のある方は、ご一読ください。
Hajime Ohtsu, Shinya Yoshida, Tadayoshi Minamisawa, Toshiaki Takahashi, Shin-ichi Yomogida, Hideto Kanzaki,Investigation of balance strategy over gait cycle based on margin of stability. Journal of Biomechanics, doi.org/10.1016/j.jbiomech.2019.109319 


研究成果の受理 2019/8/18

 本学大学院保健医療学研究科博士前期課程(理学療法学分野)2年生の大津創さんたちの研究論文”Investigation of balance strategy over gait cycle based on margin of stability”がJournal of Biomechanicsに受理されました。
 


研究成果の受理 2019/8/1

  大学院博士後期課程2年生の坂本和貴さん(作業療法学分野)たちの研究成果が、Journal of Neuropsychiatry and Clinical Neurosciencesに”Delusions without Hallucinations after Midbrain Infarction: a Case Report”のタイトルで受理されました。
 


研究論文の公開 2019/7/31

 本学大学院保健医療学研究科博士後期課程(作業療法学分野)2年生の由利拓真さんたちの研究論文がオンライン公開されました。興味のある方は、ご一読ください。
Takuma YuriEmail, Hiroto Kobayashi, Yuta Takano, Saori Yoshida, Akira Naito, Hiromi Fujii, Yoshiro Kiyoshige; Capsular attachment of the subregions of rotator cuff muscles, Surgical and Radiologic Anatomy.
 


研究論文の受理 2019/7/4

  本学大学院保健医療学研究科博士後期課程(作業療法学分野)2年生の由利拓真さんたちの研究論文"Capsular attachment of the subregions of rotator cuff muscles"がSurgical and Radiologic Anatomyに受理されました。