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本学大学院で学ぶ魅力とこの先の目標(由利拓真)

由利 拓真 
(前期13期生・後期2期生・元日本学術振興会特別研究員)
現在:Postdoctoral fellow, Department of Biomedical Engineering, University of Texas at San Antonio
 
  前回の「大学院の振返り」に続いて、「本学大学院で学ぶ魅力とこの先の目標」について執筆の機会をいただきました。私は作業療法学分野でフルタイム大学院生として活動したので、その経験から執筆します。さっそくですが、私が考える本学大学院で学ぶ魅力は、①学生と研究を第一に対応してくれること、②フルタイムで研究に従事できる物心両面の環境が整っていること、③他分野の大学院生の研究を身近に見られること、そして④多様な経験を積んでいる大学院生がいることです。
 
 ①は,「大学院の振返り」にも記載しました通り、私は研究遂行にあたって前例のない申し出を多数行いました。その都度、制度上の問題が浮上し、諦めかけたこともありましたが、教員をはじめ事務の方々が手段を講じ、私の研究ニーズに応えてくれました。本学大学院は、大学院学生の研究遂行の妨げになるような要因は、すぐに対応し、研究に集中させて頂ける環境です。
 
 ②は、フルタイム大学院生(研究生活がメイン)と社会人大学院生(病院等で勤務しながら第14条特例の大学院生)が選べます。フルタイムを選択した場合、生活費を賄うために他大学ではアルバイト先を自ら探して働くことが多いと聞きます。しかし、本学大学院は、連携協定機関で作業療法士として臨床研修を積みながら勤務することができ、生活費を賄うことが可能です。そのため、フルタイムで研究に集中して取り組むことができるだけでなく、臨床の経験を積みながら研究テーマを探すことが可能です。
 
 ③は、3分野の博士前期課程と後期課程合同の大学院生室が設けられており、そこでは多数の大学院生が常時論文の執筆などさまざまな研究活動を行なっています。加えて、本学大学院生は実験室での研究が盛んで、廊下を歩くたびに他の大学院生がデータ収集している様子を見ることができます。このような環境に身を置くことは、それ自体で自分自身の刺激になり、研究活動に励む原動力になります。
 
 ④は、多様な経験を積んでいる大学院生がいることです。私は、進路等を選択するにあたって本学関係者の方々にたくさんアドバイスをいただきました。特に、米国留学前には、米国で実際に作業療法士として活動されている先輩などから直接アドバイスをいただきました。加えて同期も多様で、フルタイム大学院生だけでなく、関西から履修している方や起業している方などさまざまな大学院生が通っております。このような人との繋がりは、本学大学院に入学しなければ得られなかった貴重な財産だと感じています。
 
 私にとって本学大学院での経験は、世界への玄関になりました。現在、私が米国で研究者として勤務しているのは、本学大学院での研究がきっかけです。この先は、本学大学院での経験を通して得た国際的な知見と考え方を活かして社会問題の解決に取り組んでいきたいと考えています。世界は広く、研究活動は奥深いことを実感する今日この頃です。
 From San Antonio, TX、US                        
令和3年(2021年)5月20日