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大学院での学びで得られたもの(高橋由衣)

 髙橋 由衣
(学部8期生、大学院修士課程9期生)
現在:山形県立こころの医療センター 作業療法士
 
  皆さん、こんにちは。私は山形県立保健医療大学(以下、本学)の学部8期生で、本学大学院修士課程9期生の髙橋と申します。現在は山形県立こころの医療センターで作業療法士として働いております。
 
  私が大学院に入学したのは今から7年前です。そのきっかけは、国家試験受験の失敗でした。そのときは、「この先どうしたらよいのか?」という漠然な不安とショックでいっぱい一杯になっていました。そんな私に声をかけてくださったのが、学部生の頃からお世話になっていた藤井浩美先生でした。藤井先生のご指導のもと、一年間大学に通わせていただき、国家試験に向けた学習に加え、大学院で学ぶ先輩の研究をお手伝いさせて頂く機会を得ました。多くの先生方や先輩のおかげで、一年後の国家試験で、無事に作業療法士の資格をとることができました。しかし、その時に「私はこれから、どの分野でどのような作業療法士として仕事をしていきたいのか」ということに悩みました。なかなか答えが出せず、藤井先生にご相談させて頂きました。そのときに「もう少し大学院で学んでみないか!」と新たな選択肢を示して頂きました。このことが大学院に進学した私のきっかけです。
 
  修士課程の2年間は、正直に言えば壁にぶつかることも多くありました。研究を続けることが難しく感じることもありました。しかし、そんなとき、藤井先生をはじめ当時理学療法学科(現在は名誉教授)の内田勝雄先生、ともに大学院生として過ごした仲間に支えられて、修士課程を修了することができました。
  この修士課程のなかで学んだことや得たことは、数多くあります。「研究テーマに対し、方法論を考え、行き詰ったときには、また違う角度から考えること」「考えたことは、すぐに実行に移し、試行錯誤を重ねること」また、学会で研究結果を発表する機会も多く頂き、「自分の主張を他者にわかりやすく伝えるための工夫をすること」「反対の意見を含め、様々な角度からの指摘を受けいれること」です。そのどれもが、現在の作業療法士としての自分の力になっていることを日々の業務の中で実感しています。
  そして何よりも、私は「人との繋がり」の大切さをこの2年間で強く学びました。研究をしていても、悩んでいると、よく藤井先生は「○○さんに聞いてみよう」というように、その場ですぐに、他者に意見を求めていました。それは作業療法士に限局せず、必要であればどんな分野の方にも話をされていました。これは、臨床現場にいても重要なことで、自分から他職種の方に話をすること、意見を聞くこと、繋がることで初めて、患者さんに対しベストな関わりがもてると思っております。私自身、修士課程の中で、年齢も経験年数も、さらには職種も異なる様々な方々との繋がりを得ました。この人との繋がりこそ、本当に自身の財産になっていると思っています。
 
 最後になりましたが、藤井先生をはじめ、これまでにご支援頂いた多くの皆様に、この場をお借りして感謝申し上げるとともに、これから大学院へ進学し、作業療法士として様々な気づきを得る方が一人でも多く増えることを願っております。
令和3年(2021年)4月21日