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一般社団法人日本作業療法士協会国際部長の任を終えて

 山形県立保健医療大学 藤井 浩美

 私は2013年(平成25年)6月から、一般社団法人日本作業療法士(OT)協会の理事として国際部副部長を2年間、常務理事として部長を4年間務めて参りましが、2019年(令和元年)6月15日をもって、その任を終えました。この間ご支援、ご鞭撻を頂きました皆様に心から感謝申し上げます。
 国際部を担当した6年間、幾多の出来事が走馬灯のように想い出されます。私は2011年8月(平成23年)から2015年(平成27年)12月まで、第16回世界作業療法士連盟(WFOT)大会・第48回日本作業療法学会の後援展示委員会副委員長を務めました。当時は一般社団法人神奈川県OT会の皆様とともに、大会準備運営に取り組んでおりました。そこに国際部副部長の役割が加わり、近隣諸国のOT協会との連携に係る業務を行うことになりました。
 2014年(平成26年)6月18日~21日に横浜市のパシフィコ横浜で開催され第16回WFOT大会に参加した韓国、台湾、香港、フィリピン、シンガポールのOT協会代表を招いて、「第1回東アジア諸国との交流会」と題して、未来志向の各OT協会の交流促進をテーマに話し合いました。この年は、一般社団法人千葉県OT会のご協力のもと、木更津市のかずさアカデミアパークにて第31回WFOT代表者会議が6月8日~14日まで開催されたため、こちらにも関わることになりました。この年の6月は、日本にいながら国際色豊かなひと月を過ごしました。
 第16回WFOT大会は、アジア初の日本開催でした。私は勤務先の大学院生とOB・OGおよび姉妹校のコロラド州立大学の先生方に大会での研究発表を呼びかけました。その結果、私自身を含めて15題の共同研究が採択されました。大会は、開会式に天皇と皇后両陛下のご臨席を賜り、71か国と地域から6,893名の参加者を得て盛会裡に終了しました。私は後援展示会場と理事の係で大会を支えるとともに、口述発表の座長ならびに演題発表と多岐にわたって大会に関わり、貴重な体験をしました。
 2015年6月18日には、第2回東アジア諸国との交流会を兵庫医療大学で開催し、初めて国際会議の司会進行を務めました。翌日から神戸ポートアイランドで開催された第49回日本作業療法学会では、国際シンポジウムの初座長を務めました。この年の9月には、ニュージーランドのロトルア市で開催された第6回アジア太平洋作業療法学会に研究発表のため参加しました。この際、台湾OT協会の方々から継続的な日本・台湾ジョイントシンポジウムの提案がなされました。
 帰国後、国内での同意を得て日本と台湾OT協会によるシンポジウム開催の準備に取り掛かりました。2016年(平成28年)11月4日~6日に台湾OT学会に合わせて行われた日本・台湾OT協会ビジネスミーテングで詳細を決めました。会場が国立台湾大学であったため、空き時間に教員の方々の研究活動の紹介がありました。私にとって、とても刺激的な内容でした。そして、2017年(平成29年)10月20日に第1回日本・台湾ジョイントシンポジウムが桃園市のChang Gung Universityで開催され約200名の参加がありました。
 東アジア諸国との交流会は、第3回を2016年6月に札幌市で、第4回を2017年9月に千代田区で開催しました。詳細は日本OT協会ホームページの「東アジア諸国との交流会の報告書(2014~2017)」報告書をご参照願います。2018年(平成30年)は、東アジア諸国との交流会を深化させるための準備とともに、アジア諸国のOT協会支援に向けた準備を行いました。2018年6月30日には、モンゴルOT協会会長の表敬訪問を受け、日本OT協会との交流促進を図ることとなりました。
 千代田区で開催された第51回日本作業療法学会時には、ドミニカ共和国OT協会長の表敬訪問を受けました。この協会設立には、青年海外協力隊の1次隊作業療法隊員としてドミニカ共和国の首都サントドミンゴで活動した会員の貢献によるものです。2017年には、会員による青年海外協力隊とシニア海外ボランティア活動をまとめた「作業療法士による国際協力のあゆみ」報告書を発行しました。詳細は日本OT協会ホームページをご参照願います。
 国際部で活動した6年間は、正しく「地球規模で考えながら、自分の地域で活動する(Think globally, act locally.)」でした。このたび、日本OT協会の常務理事・教育部長を拝命しましたので、国際部長の経験を生かして、グローカルなリーダー育成に尽力して行く所存です。
2019年(令和元年)6月17日