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理事の任を終えて

 理事の任を終えて

公立大学法人山形県立保健医療大学
藤井 浩美
 私は2017年(平成29年)4月から2期3年間にわたり、公立大学法人山形県立保健医療大学の理事(教育・学生支援担当)を務めて参りましが、2020年(令和2年)3月末をもって、その任を終えました。この間ご支援、ご鞭撻を頂きました皆様に心から感謝申し上げます。本来、本法人の理事は1期2年であり、理事長の任期を超えることができない決まりになっております。私が2期3年という変則任期となった理由は、前任者が任期1年を残して退職されたためです。
 この3年間、私は法人の理事と大学の大学院研究科長および教授の3役を務めてきました。その結果、法人業務としては、経営審議会、教育研究審議会(研究科長兼務)、常任理事会、総務調整委員会(研究科長兼務)、評価委員会(研究科長兼務)、教育推進委員会、学生支援委員会、入試委員会に所属し、教育研究委員会の委員長、総務調整委員会の副委員長を務めてきました。大学業務としては、内部質保障会議、教授会、研究科委員会、博士後期課程研究担当部会、作業療法学科教員会議に所属し、研究科委員会の委員長、博士後期課程研究担当部会の部会長を務めてきました。心身が一つでは足りないほど、多岐の業務でした。
 さらに、2017年5月からは役員室にこもり、本学の教育情報を分析し、その結果を踏まえて12月から教育改革本部を立ち上げ、本部長としての業務も務めました。本学の10年先を見据えた教育改革をスローガンに、入学者選抜改革、カリキュラム改革と進めて参りました。しかしながら、この取り組みは途半ばの印象が拭えません。18歳人口が減少局面にあるにも関わらず、国内の大学数は増加の一途をたどっております。その最中、本学が生き残りをかけて、学内一丸となった方針を打ち出すまでには至りませんでした。私の力不足を痛感いたしております。
 私はこの3年間、一教員ではなかなか関わることのできない業務に、悪戦苦闘しながらも、本学の将来を真剣に考えて参りました。とくに、Institutional Researchの取り組みは、本学を一事例として客観評価することとなり、私の大学人としての生き方において、大いに役立ちました。理事を通じて実感したことは、個人と同様に組織も生き物であるため、統治者が見通し力 vision、統率力 leadership、経営力 management power、交渉力 negotiation skills および魅力charismaを高レベルで兼ね備えていることです。この3年間の経験を生かして、残された大学人としての時間を有意義なものにして参ります。
2020年(令和2年)4月1日