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研究科長あいさつ


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              大学院研究科長 内田 勝雄
 
 山形県は高齢化先進県で既に高齢化率27.1 %の超高齢社会です。このような超高齢社会において保健医療に関する専門性の高い教育研究を通じ、高度な知識と技術、卓越した実践能力と問題解決能力を有する質の高い人材養成を行うことを目的に2004年に山形県立保健医療大学の大学院保健医療学研究科(修士課程)が開設されました。本研究科には看護学分野(基礎・病態看護学、母子看護学、地域看護学の3領域)、理学療法学分野(基礎理学療法学および臨床理学療法学の2領域)、作業療法学分野(臨床作業療法学および発達作業療法学の2領域)があるという特徴から、チーム医療における指導的役割を担える人材の育成も目標にしています。
 
 大学時代に教わったことをもっと深く知りたい、卒業研究をさらに発展させたい、指導教員の研究を論文やホームページで知り教えを請いたい、あるいは臨床現場での経験から見出したテーマを研究したいなどの思いを胸に山形県内外から院生が入学して来ています。社会人院生も多いことを考慮して、時間割を学士課程の1~5限終了後の6限(18:00~19:30)および7限(19:40~21:10)にも設定しています。山形県立保健医療本学には基礎から臨床まで様々の分野の教員がおり、親身になって指導します。教員が分野を超えて院生を指導し、三分野合同の研究計画発表会、中間発表会なども行っています。
 
 本学では、健康長寿を目的に大学をあげてフィールドワークを行い、地域の高齢者を対象とした運動能力の調査や山形県と共同で開発した介護予防体操の開発および普及も行なっています。そのほか姉妹校であるアメリカ合衆国、コロラド州のコロラド大学,コロラド州立大学との共同研究も進めています。このような大学の特徴も院生指導に活かされます。本学でも学士課程教育のFDに力を入れていますが、大学院終了後に教員になる人のためのプレFD(preparing future faculty)も視野に入れています。また、学位取得後に専門看護師を志す人のための支援も考えています。
 
 大学院生は学位取得を目的に入学してくるわけですが、指導教員から言われたことだけをして修士論文を仕上げて学位をもらうということに止まらず、ぜひ自分で考え、教員と議論し、研究を発展させるという気持ちを持ってもらいたいと思います。大学院終了後は臨床の現場で指導的立場になり、あるいは大学教員になる人もいます。そのようなとき、役立つのは修士という称号ではなく、学位に裏付けられた実力です。そのような力を大学院時代に修得してほしいと教員一同願っています。