学科・学部

パーソナルツール
ホーム > 学科・学部 > 作業療法学科 > お知らせ > 第25回東北作業療法学会に参加して

第25回東北作業療法学会に参加して

山形県立保健医療大学 藤井浩美

 平成26年9月27日(土)と28日(日)の2日間、岩手県盛岡市のいわて県民情報交流センター「アイーナ」において、第25回東北作業療法学会(東北学会)が開催されました。今学会は、学会長の鷹觜悦子氏、実行委員長の大久保訓氏、そして、一般社団法人岩手県作業療法士会長の達増浩幸氏をはじめ岩手県の皆様の準備・運営のもと、636名の作業療法士と学生および一般参加者を含む722名が集いました。2日間ともに、天候に恵まれて、清清しい秋晴れの下で88題の口述発表と特別講演、公開講座、教育講演、震災支援活動シンポジウムが催されました。山形県からは55名が参加し、本学からは6名の教員、3名の大学院生および3名の大学院OGが口述発表しました。
 開会式では、岩手県知事の達増拓也氏をはじめ沢山の来賓が登壇し、一般社団法人日本作業療法士協会長の中村春基氏が挨拶のため来訪しました。鷹觜氏の学会長挨拶では、東北学会の生い立ちや東日本大震災後による第22回宮城学会の中止、それを受けて、新生東北学会としての第23回山形学会のホップ、第24回福島学会のステップ、第25回岩手学会のジャンプへと続いたことがご紹介されました。また、「東北に生きる東北が活きる」の学会テーマについて、「被災地支援」から「地域支援」への転換の意義をお話下さいました。
 特別講演では、株式会社夢のみずうみ社代表取締役で作業療法士の藤原茂氏が「い・き・る支援」をテーマに作業療法士の本質に関わるお話をして頂きました。対象者が発症してから再び素敵な人生を取り戻すまでの過程を「機能の回復」「生活の回復」「人生の回復」の段階に分けて「いきる支援」のあり方を概説し、いきる支援10か条をご紹介下さいました。自分の意思をもち、実現しましょう!可能な限り、身の回りのことを自分で処理しましょう!移動の自由を確保し、積極的に動き回りましょう!自分の身体を鍛えましょう!孤立しないよう、第三者とのかかわりを持ちましょう!時間を意識して行動し、何か「予定」をつくりましょう!動き始めたら、ひと区切りつくまでやり通しましょう!自分で活動する場や役割を持ちましょう!やってみたことがないことに挑戦しましょう!エネルギッシュに暮らしましょう!これらは、対象者のみならず、私たちにも当てはまる内容です。
 東北学会発祥の地である岩手県盛岡市での2日間を通して、東北学会の歴史とともに歩んできた私自身の人生を振り返ることができました。1983年に作業療法士として働き始めてから30余年の時間が過ぎた今、昔を懐かしむのではなく、明日に向って、いま成すべきことを為す。四半世紀を迎えた東北学会に参加して強く感じた想いです。
 最後になりましたが、準備・運営に当たられた学会長をはじめ一般社団法人岩手県作業療法士会の皆様に心から御礼申し上げます。