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作業療法学分野10年間のあゆみ 祝辞

 祝辞

元公立大学法人山形県立保健医療大学 理事 福田恵美子
 山形県立保健医療大学大学院保健医療学研究科作業療法学分野が開学10年の節目を迎えられたことに、心からお祝い申し上げます。
 私は2004年(平成16年)4月の大学院開学と同時に着任し、7年間にわたってお世話になりました。思い起こせば、着任の2年前に当時の廣井正彦学長と上村恒夫事務局長が勤務先にご訪問くださり、大学院設置の目的と作業療法士教育と研究の重要性をお聞かせくださいました。当時の勤務先も新設したばかりの大学だったものですから、山形への移動は極めて難しい状況でした。しかし、何度もご訪問いただくうちに、その情熱に打たれて「大学院開学のお役に立てるのであれば」との思いが勝るようになりました。山形に着任するまでには、種々の障壁がございましたが、その一つひとつを乗り越えて、着任する運びとなりました。当時、ご尽力いただきました方々に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
 山形での7年間は、充実した日々を送ることができました。特に、大学院教育では、数多くの社会人が大学院生として入学し、臨床での疑問を解決するために日夜努力する姿に、作業療法士の将来が明るいことを感じました。作業療法学分野の教員は、その指導力に加えて協調性に富み、一人の大学院生に種々の立場から関わってくださいました。教員がそれぞれの長所を持ち寄って、一人ひとりの大学院生を指導した成果は、種々の学術大会や雑誌に公表され、現在の礎になってきたものと思います。
 着任早々から、大学院博士課程のお話を内々にいただきましたが、残念ながら私の在任期間中に達成することができませんでした。大学院修士課程の目的は、山形県内の保健・医療・福祉分野で活躍する高度専門職業人の養成にありました。これに対して、博士課程では、教育者の養成に加えて、諸課題の対策について研究開発を促進し、次世代の指導者を育成する目的がございます。この観点から、早期に博士課程を設置し、山形県立保健医療大学のみならず、各地域で指導的役割を果たす次世代のリーダー育成が望まれるところです。
 定年退職を前にして教育研究担当理事を拝命し、微力ではありましたが、全力で山形県立保健医療大学の発展のために働かせていただきました。私自身の人生において悔いを残すところはございません。これも山形県立保健医療大学で働かせていただけたからこそと思っております。私の望みとすれば、近々山形県立保健医療大学大学院博士課程の開学のお知らせをいただくことです。
 みなさまのご活躍を心から祈念いたしております。